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Claude Code の「検証ループ」― 確認作業を任せる前に決めること
YouTube チャンネル「Claude」が2026年9月25日に公開した約3分の動画です。Claude Code に、自分が書いたコードの動きを自分で確かめさせる「検証ループ」の作り方を、実演で紹介しています。4つの場面を区切って見ながら、開発チームに導入するときに決めておくことを考えます。
要点
- 公式Claude Code には、アプリを動かして変更を確かめる /verify スキルが付いていて、うまくいった手順をプロジェクトのスキルとして記録する。
- 公式付属の /verify は、呼び出したときだけ動く。時間とトークンを使う場面を利用者が決められるように、と公式は説明している。
- 見立て確認手順をスキルにするのは、チームの品質基準を文章にすること。何を、いつ、誰の承認で任せるかを先に決めるのが導入の要。
意思決定への示唆
見立て01
自組織への影響
画面を開いて確かめる手作業の一部を Claude に任せられれば、レビューの往復が減り、開発者は判断が要る作業に時間を回せます。
02
リスク
確認のたびに時間とトークンを使います。Chrome DevTools MCP は初期設定で利用統計を Google に送るなど、外に出る情報もあります。記録されたスキルはリポジトリの中でコマンドを動かす手順書になるので、見直しの仕組みが要ります。
03
次の一手
今、人が画面で確かめている項目を洗い出し、測れる基準にできるものから1つをスキルにします。自動で動かす範囲と、スキルの変更を誰が承認するかを決めてから、チームに広げます。
公式/報道/未確定の整理
公式
- Claude Code は、情報を集める・作業する・結果を確かめる、の3段階で動く
- 付属の /verify は、アプリを動かして変更が意図どおりかを確かめ、うまくいった手順を .claude/skills/verify/SKILL.md に記録する(Claude Code v2.1.200 以降)
- 付属の /verify は呼び出したときだけ動く。時間とトークンを使う場面を利用者が決められるようにするため
- デスクトップ版には、変更後に自動で確かめる機能があり、初期設定でオン
- Chrome DevTools MCP(Google)は、パフォーマンスの計測から Core Web Vitals を調べられる。利用統計は初期設定で Google に送られる(止めることもできる)
- CLS は 0.1 以下が良好、0.25 を超えると不良。計測ツールの値は、実際の利用者の値より小さく出ることがある(web.dev)
報道
- 現時点で該当なし
未確定
- 1回の検証にかかるトークンと時間の目安
- 検証ループで不具合がどれだけ減るかの公表データ
- 記録されたスキルの見直しや承認の進め方
- CI などの無人の環境で /verify が使えるか
出典
- 埋め込み動画:Building verification loops in Claude Code(Claude、2026年9月25日公開)
- Claude「Building verification loops in Claude Code with skills」(2026-07-22)
- Claude Code Docs「How Claude Code works」
- Claude Code Docs「Skills」
- Claude Code Docs「Claude Code Desktop」
- Google「Chrome DevTools for agents (chrome-devtools-mcp)」
- web.dev「Cumulative Layout Shift (CLS)」
このページについて
解説の音声は筆者の声をもとにした合成音声、アバターは Unreal Engine の MetaHuman で作った CG です。埋め込み動画の権利は公開者に帰属します。本ページは、動画の公開者による推薦や監修を受けたものではありません。
動画の埋め込みの確認日:2026年9月26日。このページの公開日:2026年9月26日。
訂正履歴
訂正はありません。
解説
この動画は、Claude Code に自分の作業を確かめさせる、検証ループの作り方を紹介するものです。公開は9月25日ですが、中心になる /verify スキルは、7月に公式ブログで紹介された機能です。ここでは4つの場面を区切って見ながら、開発チームに入れるときに決めておくことを考えます。
Claude Code は、情報を集め、作業し、結果を確かめる、という流れで動くと、公式に説明されています。動画が指摘するのは、この確かめる部分の一部を、まだ人が担っているという点です。テストや型のチェックが通っても、画面が意図どおりに動くかは、人が開いて確かめている。筆者の見立てでは、多くのチームで、ここがいちばん時間を取られている確認作業です。
手作業の確認手順を書き残しておけば、Claude がブラウザやシミュレーターを使って、自分で確かめて直せる、という説明です。入り口になるのが、付属の /verify スキルです。公式の説明では、アプリを動かして変更を確かめ、うまくいった手順を、プロジェクトの中にスキルとして記録します。この記録は、チームの誰が使っても同じ手順で確かめられる手順書の役割も果たします。
いいねボタンの追加を頼むと、Claude が画面を開いてボタンを押し、スクリーンショットを撮り、表示のずれを測って直すところまで、自分で進めています。ずれの指標の CLS は、0.19 から 0.00 に下がりました。Google の基準では、0.1 以下が良い値です。ただ、公式の説明では、付属の /verify は呼び出したときだけ動きます。一方、デスクトップ版には変更のたびに自動で確かめる機能があり、最初からオンです。どこで何が自動で動くのかは、導入の前に整理しておきたいところです。
最後に、手で確かめて Claude に直しを頼んでいることがあれば、それを測れる基準にして、スキルに書くよう勧めています。例として挙がったのは、表示速度の予算、アクセシビリティのチェックリスト、デザインシステムのルールです。筆者の見立てでは、これは AI の設定というより、チームの品質基準を文章にする作業です。基準がはっきりしているほど、Claude も合否を判断しやすくなります。
まとめます。検証ループは、確認の手順をスキルとして残し、Claude に自分で確かめさせる仕組みです。うまく回れば、やり直しの往復が減ります。一方で、確かめるたびに時間とトークンを使い、外部のツールにデータが送られることもあります。導入するなら、どの確認を任せるか、いつ自動で動かすか、記録されたスキルを誰が見直すか。この3つを先に決めておくのが、筆者の勧める進め方です。